一昨年の8月あたりの話。ふと、小さい頃に過ごした街にあるロケットが見たくなり、バイクを走らせた。場所は角田市の台山公園。
あいにく雲が多かったが雨はぎりぎり降っていない。涼しいというかちょっと肌寒いくらい。
ロケット型の観光施設と公園が隣接しており、角田市のランドマークとも言える建造物だ。
この公園は俺が5歳の頃によく訪れ、保育園の友達と遊んでいた。さすがに25年以上経っているので遊具は入れ替えられていたが、この写真にあるタコの遊具は25年前もあったはずなので、なかなか懐かしさが込み上げてくる。
正面から。
こっちは昔無かった遊具。
普通に小さい子が遊具で遊んでいて、遊具にカメラを向ける怪しいおじさんがいると通報されるのは嫌なので、遊具を撮るのはこの辺にしておいた。
公園にある池。25年前にはかっこいい三角形のオブジェは無かったはず。
蓮の花。池の中にはデカい魚影が見えた。
さて、いよいよメインのロケットを撮る。普通にビル1個分の大きさの模型なので、撮影はアングルを考えないと全体を収めるのが難しい。
これはH-Ⅱロケットと呼ばれる、90年代に打ち上げられたものの実物大模型。H-Ⅱロケットは2トンくらいの重量がある衛星を打ち上げるために開発されたらしい。ちなみに1kgのものを宇宙に運ぶための輸送コストは約100万円と言われているので、ものすごくカネがかかっているのは想像に難く無い。
隣のビルに入っている施設が「角田市スペースタワー・コスモハウス」。宇宙やロケットについての解説、ロケットの構成部品などを見ることが出来る。頭を空っぽにして浪漫に浸れる空間となっている。
ボイジャー計画とか心くすぐられるよね。
ロケットが施設に併設されているのには面白い理由があって、エレベーターを使ってビルを登る最中にロケットを真横から見ることが出来るのだ。なかなか迫力満点。
宇宙っぽさのある服。ワッペンが良い味になっている。
タイムスタンプ的に時間が写ったものを撮っておくと、あとから見直すときに便利だ。
施設の最上階は展望台となっている。
故郷の街を見下ろすと感慨深い気持ちになるなぁ。曇りなのがちょっと残念だけど。
さっきまでいた公園。
また何年か経ってから、ふと訪れたい。俺の中でのそんな場所。