前回の続き。 仁戸田港からキャットアイランド(田代島)に上陸した俺は猫を探して猫神社へと向かった。

今回の装備はfp + 85mm Art + 45mm Contemporaryのみ。人が少ないほうのルートを選ぶ。神社まで結構な距離があるが、 身軽なので問題なし。

猫づくし。

かなりの猛暑の中、緩やかな坂を登る。 猫よ、どこからでも来いという気持ちで85mmを持っているものの、依然として現れない。

猫専用通路なのか知らんけど、誰にも使われてなさそうな感じ。

猫来た!写真としてはこの子が記念すべき1匹目。港で既に見かけてはいたんだけど、写真には収められていなかった。

猫神社へ到着。

ちょうど木陰で涼しくなっていて過ごしやすいんだけど、いかんせん蚊が多め。

そこそこの齢だと思われる猫に優しく話しかけながら隣に座って撫でさせてもらう。
人が来ても全く動じぬ貫禄。

ここで誤算だったのは島の猫は人に慣れすぎているので簡単に近付けてしまうこと。正直85mmArtじゃなくて35mmArtのほうが良かったかもしれない。

胸を触ったら嫌がられたので、頭と顎下を丁寧に撫でる。そうか、猫は胸触られるのは嫌なのか。犬は喜ぶのに。

堪能させていただいたところで、次なる猫スポットの「島の駅」へ向かう。

到着。猫神社からは意外と近い。

とりあえず売店に入りつつ、水分補給。この時点で11時を回ったところ。12時から猫のご飯タイムが始まるらしい。猫島でこれを撮らないで何を撮るというのだ。

とりあえず売店を出てから表にいるネコチャンたちを撮る。
耳がちょっと欠けてる。喧嘩でやられたんだろうか。

身体が一回り小さい若い猫もいる。まだ人に慣れていないのか、ちょっと離れたところでお休み中。

撫ででくれと言わんばかりの丸出しで警戒心ゼロ。普通の野良じゃこうはならんぞ。この子は人に飼われているんだろうか、他の猫よりも身なりが綺麗だった。

お前が島の写真映えキングオブキャットだ。胸を張っていい。

途中、猫の肉球を執拗に触って噛まれている人がいた。動物慣れしていない人は猫島を楽しむのに予習が必要だろう。

さて、そうこうしているうちに12時に近付いてきたところで、腹時計に導かれし戦士たちがどこからともなく集まってきた。

そして、給餌タイムが始まると同時に俺はそっと誰もいなくなった売店で一人カキ氷を注文し、食べ始める。

いや、給餌タイムはあまりにも人が密すぎたので、張り付いていた人たちが満足した後に撮ることにしたんだ。

15分ほど経ってから売店を後にし、撮り始める。

一斉に餌をがっつく様子は撮れなかったが、満足としよう。

カキ氷で空腹を多少はごまかしたが、そろそろ人間もご飯を食べたい。

手頃な飯屋を探しながら移動する。ズンズン歩いていると道を塞ぐ怪しいキャットに遭遇。
近付くと甘い声でニャーニャーしながら身体をスリスリしてくるので罠の匂いを感じつつ、抱っこして撫で回す。爪がちょっと痛い。

昼時なのでご飯が欲しくて甘えている様子。やっぱりな。
ごめんな、猫島では旅行者の勝手な給餌はルール違反なんだ。
物欲しそうなキャットに別れを告げて先を急ぐ。

道を進んでいくと目指してもいないマンガアイランドに到着。とりあえず、見ていくか。

室内には有名な漫画家先生たちの猫絵が所狭しと飾られていた。入場は無料。

表にはおしゃれな猫型ロッジ。テントサイトもあるので、テントを貸し出してもらって泊まることもできる。

ロッジの脇道から山を下ると仁戸田港へ向かう道に出ることができた。

この辺りで帰りの船が来るまで1時間を切っていたので急いで飯屋を探す。

手頃なお店に入店。島でのご飯の選択肢は思ったよりも広いようだ。

猫カレー。600円。必要十分な普通のカレー。

カレーを頬張っていると窓から1匹来店。

君もご飯貰いに来たのね。

カレーを完食し、船が到着するまで残り30分を切っていたので、店員のお姉さんに仁戸田港までのルートを教えてもらい、店を出た。

船が来てしまうのでゆっくりオーシャンビューしている時間は無いのだよ。

仁戸田港へ到着。時間通りに来た船に乗って帰路についた。帰りの船ではキンキンに冷えた地下室でゆっくりと惰眠。朝5時起きだから疲れた。

帰り道、地元に着くとなんだか雲が夏っぽかった。
夏の猫島は暑いので、秋頃に泊りがけでゆっくりするのも良さそうだな。

田代島

コメントを残す